2014年12月09日

図渡山、登頂



先週、ヒトヤマ越えまして
一回り、成長した気がする、気がするけど多分気のせい
牛島です。

今回のヒトヤマというのは、
見積図面を書き上げるという山だったのですが

(工務店さんに図面一式をお渡しして、
見積を依頼する、という作業です。)



そこはやはり、出来ない奴ニコ代表、ウシジマ。

そりゃあもう、先輩方の手も足も口も目も頭も
借りれるもんぜーんぶ借りて、なりふり構わずようやく、という
それはそれは非常に見苦しいゴールでした。

(でも終わったあとのビールは、人一倍美味しく飲める)


もちろん、図面はばっちりですよ。。
みーんなに見てもらいましたから、ご安心を。




図面におこす作業は、機械的な作業のようで
実は、小説をかくような
たくさんの会話を必要とする作業でした。


向かっているのはパソコンだけど
その奥には
お施主さん、職人さん、ニコがいて
(※私の中では、ニコは社名ではなく、
「ニコ」という名前のヘビという設定でして。。笑)


それぞれがあーだこーだ言い合いながら
ひとつひとつ、ストーリーを設定していくような。。。


こんなイメージ。


ぶろぐ.jpg




たとえば。


牛:(ここの収納、どうしよう)
脳内施主:(扉あった方がいい)
牛:(でも多分、使い勝手悪いから、一部だけ扉ナシで。)
脳内施主:(OK。あと長いものもしまいたい)
牛:(だよね・・・。)
脳内施主:(あと、この部屋だいじ。もっとがんばって)
牛:(だよね・・・!!)


牛:(この先端の処理、わかんないな、、)
脳内職人:(それじゃおさまんねーよ)
牛:(だよね・・・)『細田さ〜ん!!!ワカリマセン!』
脳内職人:(あと、ここ、詳細かいて。これじゃ作れん。)
牛:(うーん・・・)『きくっさーん!!』


牛:(水納まり、だいじょうぶかな)
脳内ニコ:(昔それやってるからダイジョウブ、イケル。)
牛:(だよね・・・)
脳内ニコ:(あとここ、過去事例参照)
牛:(ハイ)


という具合に。



実施設計に腰を据えていると
先輩たちもみんなぶつぶつぶつぶつ、、
独り言が異様に増えていたっけ。

多分、みんな、
脳内でお施主さんや職人さんたちと会話してたんだな。




図面をおこす、ということは
たとえ仮であったとしても
現場で変更になったとしても
一旦、「決定する」ということで

「誰かのために、決定する」ということは
すごく、難しい。


その決定が、何十年先まで
使われていくのだし

かといって、慎重になりすぎてはいけないし
アクロバットすぎてもいけない。

押しつけてはいけないし
引きすぎてもいけない。

「決定する」ということは
とても、怖い。
怖いから、たくさん会話をせざるをえない。


会話といっても、もちろん想像上で、自問自答ですが

お施主さんが打ち合わせでぽつりと言った一言
ツボノートの世界、ご自宅での暮らしぶり
全てをヒントに。

言葉だけでなく、言葉の裏側にある真意も
言葉からこぼれておちてしまった、その奥にあるものも。


そして、それがちゃんとつくってもらえるか
伝わっているか、それも、怖い。
怖いから、職人さんとも、たくさん会話しなくてはならない。
図面の中で。そして今後、現場で。



怖い、怖い、でも楽しい、すごく楽しい!でも怖い。
疲れた、休憩、イヤやっぱ楽しい、わかんない。謎。謎。謎。。。



そうやってなんとか出来上がった一冊の図面集。
これからやることは山のようにあって
たったヒトヤマ、ほんのヒトヤマ、越えただけですが

たくさんたくさん想像して会話をして
決定して、出来た一冊。

これはもう、あれです。
まさに恋文。 照



だからなのか、図渡し後は
なんとなく、勝手に打ち解けた気がして
ちょっとだけ慣れ慣れしくなります。

だって、たくさん語り合ったから。。。(脳内で)




おわり。




さて。ごはんつくろう。(仕事しろ)
posted by ニコ at 17:18| うししし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする