ひと月の間に
地鎮祭2軒
上棟式2軒と、、、、
2年前の現場ラッシュ再来か?
盛り上がりはじめました。ニコ設計室。
毎年夏になると
アーヤダヤダ、今年こそは焼けたくなーい、だとか
汗かきたくなーい、だとか
それなりに、思うんですけど、、、
気がついたら
汗だく黒焦げ夏ワッショーーイ!
なりふり構うもんかー!
ってなっちゃうんですよねぇ。。。
やっぱりついつい、走っちゃう。
ニコ入社4年目の夏。うしです。
さて、先日の、千葉・太田代さんちの上棟式の様子を
うし目線でお届けします。(西久保目線はこちら)
すみません、ほぼ職人さんフォーカスです。笑
なんか、棟上げって
お祭りみたいなんですよね〜
きたるその日のために、前日まで
みんなでたくさん準備をして
この日に上げるから!って、仲間に声をかけて
応援にきてもらって。
そして、当日
神輿を担いで、ここ一番の力を出して
エイサエイサ声出して、花火ドーン!みたいな。
だから、その日だけは
精一杯、見栄をはりたい。
職人さんたちには、とことん格好つけてもらいたい。
そして今回
とても嬉しかったことが1つ。
土台を1ヶ所、半分にカットしてもらうよう
お願いしていた部分があって
そこが、カットされてなかったので
監督さんに「ここ、半割ですよね?」って聞いてみたんですが
「半割なのは、承知してますよー
でも、棟上げのとき、半割になってたらなんか格好悪いから
切れ目だけ入れてそのままにしてるんですよ。
棟上げ終わったら、すぐ外しますねー」とのこと。
そんなこと言ってもらえたら
嬉しいじゃないですか。。。。。
一旦カットしてまた元に戻すなんて
ひと手間かけてでも
「骨組みの姿を美しく見せたい」という気持ち。
カッコいいじゃないですか。
素敵じゃないですか。惚れてまうやないですか。
思えば、大工さんの仕事って
そのほとんどが、最終的には見えなくなります。
上からボードを貼ったり
仕上げを塗ったり貼ったりして
隠れてしまうのです。
だから、まぁ変な話
少しくらい、ズレたり、間違ったり、切り貼りになったって
見えないのでなんの問題もなく
私たちもついつい
手直ししようとする大工さんに対して
「直さなくていいですよ、ここはどうせ見えなくなるから」と
言ってしまうことも少なくはないのです。
でも、いつ行っても思う
大工さんの仕事の
綺麗なこと、綺麗なこと。
見えないところだとわかっていても
綺麗に仕上げる美意識。
ぴしゃりと揃えてくれるんです。
見えようが見えまいが、関係ないのです。
そのモチベーションってすごいよなぁ。。。
ニコの「このままでいいじゃん病」
もしくは「むき出しでいこうぜ病」?
「1年くらいこのままにしとこう病」もかな?
こういう症状は、現場の大工さんの技を
普段まじまじと感じさせてもらっているからで
それをもっと、お施主さんにも、今後の生活でも
触れてもらいたい、という気持ちからくる症状でもあります。
こんな綺麗な部分、手間ひまかけた部分
隠すなんて、もったいないじゃないですか。。。。
だから、、、、
だから、大工さんの
最大で唯一の見せ場であろう、棟上げは
絶対に、お施主さんに見てもらいたいですし
可能ならば、
現場にも、どんどん足を運んでもらいたいと思います。
悲しいことに
工事終盤になると、いつの間にか
ほんとにパッと、大工さんはいなくなっています。
長い間、一緒に作ってくれた大工さんと
一緒に完成を喜びたいのですが、
大工さんのお仕事は、おうち完成の一歩手前で
終わってしまうんですよね。。
そこがまた、格好いいんですけどね、、、。笑
人知れず仕事して、黙って去る、、、、、。
そしてピンチのときは、駆けつけてくれる。
もうね、ヒーローか何かですか?
やっぱり、大工さんに転職しようかなぁ、、、、。
と、またもや大工さんネタに走ってしまいました。笑
おーしまい。
うし。