養生が外れるとき

西久保さんのブログに取りあげられておりますが、
中道さんの家が神奈川建築コンクールで優秀賞を頂きました!

めでたい!

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そして表彰式の翌週には雑誌の取材でまた中道さんのお家へ!

ありがたい!

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担当として関わらせてもらった者としては、やはり格別の喜びがあります。

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受賞を目指して日々頑張っているわけじゃないんですが、
例えていうなら、、、、

我が子の運動会での活躍が気になるような感じ?でしょうか。

頑張って走ってくれてればそれでいいんですけど、
やっぱり結果が少し気になるような(笑)。

おそらくそんな感じだと思います。

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受賞にあたり色々思い返したのですが、
中道さんの家で僕が一番印象に残っているのは、


「養生(ようじょう)」が外れた瞬間です。


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現場では最終的に見えてくる仕上げが
汚れたり痛んだり壊れたりしないように、
その保護としてシートやベニヤなどで覆ってあげるのですが、
そのことを「養生」と言っています。




今だから言えますが、
中道さんの家は、オープンハウスの前日の夜まで
どんな仕上がりなのか全く把握できない状態で(苦笑)、

何も手を出せない設計者は地道に掃除を手伝いつつも、
やばいよ、やばいよの出川状態だったんですが、、、。

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一気に養生がとれた瞬間、、、
なんじゃこりゃ~!。。。の松田優作状態で(笑)、

とにかく感動してしばらくその場に立ち尽くしていました。
しばらくその場を離れたくないような、
少しさみしいような気持ちになったのも覚えています。


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「養生が外れる」というのは、
その文字の通り、守られながら生きていくことから外れるって意味で、
たぶんですけど、「あ~もう大丈夫だな」と、
確信する親の気持ちに近いんでしょうかね~。

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つい先日、
花小金井の斎藤さんの家におじゃまさせてもらったのですが、
徐々に養生がはずされていく様子をみて、
中道さんの家でのことを思い出しつつ、そんなことを感じてました。


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豊かな緑道のそばで、また新しい暮らしが始まります。

これからが楽しみですね。

ホソダ