うしです。
梅雨入りしましたね。
昨日、横浜で棟上げがありました。
「加藤さんの家」
暑すぎず、寒すぎず、まさに上棟日和。
横浜のあの崖の多さには、
いろんな制限があったり、条例があったり
こちらとしては、ヒィヒィ言わされてますけど、、
やっぱり、眺めがいいっていうのは
この街ならではの、とても贅沢なおまけ。
2階建ての加藤さんちも
「高層マンションの最上階買ったみたいだな!」なーんて気分になります。
そんな敷地を手にいれた経緯もまさに加藤さんらしくて
毎日毎日、この敷地の前を通り
売地の看板が出ないかな〜とひたすら待っていたそうです。
いろんな不動産屋さんをあたっても売りに出ていなくて
ある日、奇跡的にネットに情報があがっていたのを発見し、購入。
まさに、粘り勝ち?
そういえば、設計事務所えらびも
相当、粘りに粘ったようですしね、、、
でも、粘り勝ちって
かっこわるいけど、かっこいいじゃないですか。
どろくさくて、スマートじゃないけど
わたしたちらしいじゃないですか。
だから、加藤さんちらしい
粘りに粘った痕跡が、おうちにたくさん残るといいなと思います。
すでに、
粘りに粘った結果の
「もともと螺旋階段があったかのような痕跡」や
「屋上があったかのような痕跡」なんかは残ってますけどね、、。
「あれ、ここ、なんでこうなったんだっけ?
そうそう、そういえば設計当初はさ〜、、、」っていう話ができるのって
すごく嬉しい。
だから、うっかり
すんなり設計が固まって
すんなり進んじゃって
すんなり建っちゃって
すんなりすんなり、いくことに、こしたことはないって
頭の中ではわかってはいるけど、、、
つまづいたり、悩んだり、矛盾していたり
へんてこになっちゃったりする方が、
なんだか、愛着がしっかり家に根付くような気がするのです。
この夜景を、ちゃんと手にいれるために
粘り勝つのだ。