2017年06月20日

ルーツ


うしです。


少し前に、象設計集団の「うらら保育園」を
見学させてもらって、ズドォーンと感銘をうけてから

いいタイミングで北海道に行く機会もあったので
象の建築をいくつか見て回りました。


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象設計集団は、我らがボス西久保夫婦の出身事務所。
そのわりに、象の建築はいっこもみたことがないわたし。
ダメスタッフです。


うらら保育園のほかに
北海道ホテル、十勝農園、十勝千年の森、共同学舍を見学。

建築の感想を伝えるのはすごく苦手なので
できれば擬音だけでうまいこと伝えられたらな、っていつも思うのですが
それもそれで鬱陶しいのでやめときます。



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でも、象の建築を見るのは
このタイミングでよかったのかも。

というのも、きっとニコに入る前だったら
「うへあ、コッテコテだなぁ」だけで終わっていたかも。

今のワタシは、ニコで日々、あんなことやこんなことまで
考え巡らせているのだ。

多少は思慮深くもなっただろうし、目も肥えたにちがいない。

素材感のインパクトだけじゃなくて
建築本来の意志や、設計者の願いも
手に取るようにわかるにちがいない。



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「うーん。。。。。










コッテコテだな








あ、なんも変わってなかった。





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という冗談はさておき。

なんていうか、

日頃から、ニコで大事にしていること、
西久保さんのアンテナがはるとこ、

多少は理解しているつもりで
でも、なんとなく受け入れがたいこともあったりして

「なんでニコって、こんなことするんだろう?」

っていう小さな疑問が、
やっぱり今でもちょいちょいあるんですが



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それが、象の建築を見ると、
「なーんだ、こういうことだったのか!」って
すーっと腑に落ちました。



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象の建築は公共建築だから、住宅よりもうーんと制限もあるだろうし
考えなきゃいけないことも山ほどあるだろうし
住宅みたいに、自由ではないはずなんですけど

そこで起こってる出来事や風景は、
住宅よりもダイナミックで、わかりやすく素敵なものでした。



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こんな世界を、家の中に取り込めたら
素敵だよなあ、、、。



それこそ、街にも家族にも
愛される家になるだろうなぁ、、、。






というか、、、、
ニコってコテコテ、、、最近ちょっとやりすぎかな、、、とか
思ってたけど




まだまだ全然、大人しいもんなんですね!!!



うし。
posted by ニコ at 12:26| うししし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月17日

キラキラ


ぽかぽか陽気で、春めいてきましたね。


この季節、
就職活動の子や、インターンの学生たちがやってくるので
いつもより、にぎやかなニコです!


5合炊いてもごはん足りないって
普段あまりないから、嬉しいな。

ついつい、田舎のおばちゃんよろしく
「まだおかわりあるけん!食べんね!」って
言いたくなっちゃいますね。




それにしても、なぜか
遠方からの学生が多いのですよね、、。主に、西。
関西とか、九州とか。。

はるばる、旅人のように夜行バスでやってきて
今日は満喫に泊まる予定です!って言われると

お!、、、いいねぇそのタフさ、、、!
と、ニヤニヤしてしまいます。



ニコに、簡易宿舎でもあればいいんですけどね。
そしたらもっと、気軽においでよ!って言えるんだけどな。。。




ニュースではよく
最近の若者は、ミョーに現実的だったり、夢も欲もないって
言われているみたいですけど



野心むきだしで、ギラギラしてる若者も
まだまだたくさんいるし

今は大人しくしていても
どこで開花するかなんてわからないし。

勇気を出して飛び込んだところで
人生を変える大きな出来事に出会う可能性だって
おおいにあるわけです。



ニコにくる子たちにとって
人生の、というほど大きな転機にはなれなくても
何か1つだけでも、吸収して帰ってほしいな。




自分たちもそうやって
場当たり的な旅をして

そこで出会ったすてきな世界や縁があって
今ここにいるわけですしね。


いやいや、むしろわたしたちだって
まだまだ、旅の途中、、、、。




というわけで。


ちょっと現場に学生たちをお邪魔させてもらったり
お打ち合わせに参加させてもらったり
施主塗装に立ち会わせてもらったりすることもあるかと思いますが、

どうか温かい目で、見守って頂けると幸いです。

そして気が向いたら、学生たちをいじり倒して頂けると
とてもありがたいです。





それと、、、、杉並在住のお施主様方におかれましては
もし、「うち、ひと部屋余ってるよ!」っておうちがありましたら
うしにご一報ください!笑

”夢はあるが金はない”若者たちを
見学がてら、1泊でも、、、民泊させてもらえると嬉しいです。

皿洗いとか、掃除とか、塗装とか、子守りとか、、、
多分、なんでもやりますんで、、、、。



posted by ニコ at 18:35| うししし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月04日

ちょっとした悩み

うしです。


最近、ブログ以外でも
文章を書くお仕事を頂いたりしています。

実はわたし
建築に携わってはいるものの
根っからの文系なのです。。。

だから、文章を書くお仕事は
とても嬉しいし、楽しい。


まーーー、建築も学問として捉えると
理系分野ではあるのだろうけれど

ニコに限らず住宅設計の仕事の実態としては
かなーり曖昧なところでしょう。

だから私のような
なんちゃって設計スタッフでも
なんとか、やっていけているのだろう、、、。






今日は書くぞ、と意気込んでるときは
ちょっとノートパソコンをもって
外に出たりするんですけど


なんか、、、、なんか、、、、、
気がついたら、こんな感じになるんですよね。

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なんか、、、、すごく息苦しい、、、、。
身動きとれない、、、。




ひどいときは、この状態+ペンタブとか充電器とかついたりするし


コードに縛られている、、、、?

事務所にいると全然気がつかないんですけど
外に出たら、なんかすっごい捕われてるっていうか
「こ、これが現代人の姿か、、、」とか思います。




多分頑張ったら1〜2本は減らせるんだろうけど
なんちゃって設計スタッフだから、その辺よくわかりません。


無線ってイマイチ信用できないし。




周りを見渡しても、あんまりこんな状態の人見ないけど
みんなどうやってんだろう。



どなたか、うしがもっと身軽に
かっこよくなれる方法を思いついたら
ぜひ教えてください。


うし。
posted by ニコ at 19:57| うししし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月29日

2016年まとめ

うしです。


さて、今年もあと残りわずか。

ああ、楽しかったなぁ、2016年も。

新たなお施主さんや職人さん方にも出逢えて
来年への期待が増々高まります。

きっと絶対楽しいはず。





今年を振り返ると
年明け一発目に
5年越しの設計、大山さんの家が出来上がりました。

オープンハウスの様子

大山さんはしきりと、
「うちは普通の家ですから。
他のニコさんのおうちと比べて
普通の家ですから、、、、」って仰いますけど

こんなドデカイ植木鉢のあるおうち
まぁ、、、普通じゃないですけどね。。。

早速、雑誌の取材も入りましたし
瞬く間に大山家仕様になったキッチンが大活躍。

きくちさんとウシは、月1くらいで
「大山さんのごはん食べたーい」とつぶやいています。



そして、4月は
鎌倉の中道さんち、大宮の小熊さんち
2軒ほぼ同時竣工。

細田さん、お疲れさまでした。笑


中道さんちのオープンハウスの様子


中道さんちは、店舗併用住宅ですし
間口も広く、おうちのボリュームは大きい。

だけど
いろんな人、いろんな素材、いろんな用途、いろんな願い

それを受け入れる隙間が散りばめられていて
街のようなおうちだなぁと思いました。

すてきな人やモノを惹き付ける才能、
並々ならぬ嗅覚を持っている中道さんにとって

きっと「家族だけの」「家」では
器が足りないから

街をつくったんだろうな。

差し出した分だけ
手に入れることの出来る
「中道」のある小さな街。


中道さんのおうちも、
神奈川県建築コンクールの名誉ある賞を頂き
数々の雑誌にも掲載されました。

中道さんさまさま、
今後も、どうかニコに関わってくださいね。





それから、オープンハウスは出来なかったけれど
実はひっそりと完成した、大宮の小熊さんち。


つい先日、ニコみんなで遊びに伺ったのですが

まさに、施主力全開!!!
脱帽のオシャレハウスと化しておりました。


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照明や家具を選ぶときは
どうしても、控えめに小さいものを選びがちですが

小熊さんの
「ワンサイズ大きめ」は
ぜひ見習いたいなぁ。


しめしめ、こりゃぁ来年は
お披露目会兼、なにかイベントが
出来そうだぞ。。。。とはにかむウシでした。




そして、5月は
若井さんのおうちが完成しました。

オープンハウスの様子


おうちの前に着いて、一番に最初に
こう思いました。

「あれ、なんかこの家、若井さんに似てきたような」と。


家は飼い主に似るとか、そんな言葉があったっけ。
とにかく、おうちの表情が若井さんそっくりに思えて
笑っちゃいました。不思議だなぁ。

それにしても、若井さんちも
「ニコっぽくないおうち」を目指して
いろいろ葛藤したわけで

暮らしぶりはいかほど、と
少し気になっていたのですが

うう、さすが。
既に住みこなしてある。

そういうのを見ると、
なんだか勇気をもらえます。

これだけ素敵に住んでもらえるのなら
もっと攻めても良いのかな、と。。。。。

そうそう、来年は攻めの姿勢で。。。




そして、7月。
吉祥寺の島岡さんちが完成しました。

オープンハウスの様子
入居後の様子


島岡さんのおうちはですね
ニコの総まとめか、っていうくらい
いろいろ詰め込んだおうち。

食レポならきっとこう言いたくなるでしょう。

「ニコの宝石箱や〜。」

、、、、



これだけ全部盛りなのだから
工務店さんもさぞかし大変だっただろう。

実はニコも
3人がかりのビッグプロジェクトでした。


そんな盛り盛りなおうちも
伺ってみると、すっかり島岡さんのおうちになっていて

テラスで焼いた、サンマ
最高に美味しかったなぁ。。。


もう1回オープンハウスがしたいなぁ。
いや、1回といわず、3回くらい。

1回行ったくらいじゃ、盛りだくさんすぎて
全部吸収出来ないですからね〜。



島岡さんちから
5ヶ月くらい間があいて

すっかり寒くなった、12月。


実はひっそりと
花小金井で、リフォームの齊藤さんちが
完成しました。

工期も短かったので
なかなか、お披露目のタイミングがなかったのですが

いつか、オープンハウスが出来るといいなぁ。



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リフォームって、難しかったなぁ。
進め方にしても、工事にしても。

お引渡しはしたけれど
なんとなく、「まだまだ、これから」と
勝手に思っていて

今はひとまず、休憩、というくらいで
これからがきっと楽しいだろうな、と。

うーん、でも楽しみはとっておこう。
もう少し、齊藤さんの暮らしが
根付いてくる頃まで!





そして、今年1年の締めくくり。
まだ記憶に新しい、太田代さんちが完成しました。

オープンハウスの様子



遊びにきたこどもたちの
のびのびした様子を見て

ああ、いいおうちだな、って
しみじみ思いました。

グリッドに乗っとった四角形のおうち。
特別、奇を衒ったわけでもない。

この縁側と深い軒下。
どこにいても木の匂いがして、
ここちよければ、それでいいのだ。

そんな素朴さが一番、太田代さんらしかったんだなぁ。




なんだか、最後に原点回帰!という気分になれました。

太田代さんちが完成して以来、
ずーっと、気持ちが晴れやか。


さて、来年は、、、、、


きっとそんな晴れやかな気持ちも
すぐに吹っ飛ぶでしょう。。。



年明けから、ちょーヘビー物件、3連チャンいきますよーっ!



来年もどうぞよろしくお願いします!
posted by ニコ at 20:37| うししし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月19日

0か1か


先日、撮影でお邪魔した大山さんちで


「親が死んだあと、この家どうすんだって息子に聞いたら
『俺が住むよ、当たり前じゃん』って言うんですよね〜。
なんか嬉しいですよね。なんだお前、結構気に入ってるんだなって。」

っていう、とても嬉しいエピソードを伺いました。





きっと大山さんの息子さんは
もう高校生なので、あと数年で
進学やら就職やらで
とりあえず、一旦家を出ちゃうんじゃないかな。


それでも

どう進むか、どこへ行くかわからない
大山少年の、無限に広がる未来の可能性の中に
「実家を住み継ぐ」という選択肢が
ちょっとでもあるということが

作り手にとっては
なんとも嬉しい!



だけど
たとえ、戻ってこなくても
たとえ、他人のおうちになったとしても
たとえ、「住宅」という用途でなくなったとしても

建築が、誰かに愛され続けて
取り壊すことを、誰かに惜しまれる。



そんな建築が、増えるといいな。






さて、話は変わり、牛の身の上話になりますが。


実は、熊本にある私の実家は
数年ほど、空き家状態でした。

まだ、築20年ほど。
たまに近所の祖母や親族が、空気の入れ替えをしてくれたり
掃除をしてくれたり、庭の手入れをしてくれたり
空き家といっても、いつでも人が住み始められるくらい、現役の家でした。



でも言い換えれば、
まだまだ住めるのに、誰もいなくなった家。

帰省するたびに、住み継げなかった罪悪感で
きゅっと胸が痛むのでした。



そんな罪悪感から目を背けたい気持ちもあり
「管理も大変だろうし、取り壊すことも検討したら?」と
何度か親に話したこともあるのですが


そのたびに
父は頑なに「残す」と言い張ります。

「自分が生きている間は、なんといわれようと残す。
お父さんが死んだら、好きにしていい」と。




そっか、やっぱり、そういうもんだよなぁ。
家を残すか残さないかの判断って
お金とか、手間とかももちろんあるけど
最終的には、きっとそこじゃないんだろうなぁ。。。
気持ちの問題。

なーんて思っていた矢先に、今回の大地震。



影響は受けましたが
幸い、修繕すれば、まだ住める程度。

家族会議の結果
まぁ誰も住んでないし、急ぐことはないからのんびり直そう
ということになりました。




そんな実家ですが、地震後しばらくの間

家が壊れてしまった近所の人たちが
お風呂に入りにきたり、一時的に家財を置いたり、と
ちょっとした避難所のような場所になっており


地震から2ヶ月経って
家を失ったある家族に、家を貸すことが決まったそうです。







もちろん、困っている人の力に
なれていることの嬉しさと


同時に

家って、建てた家族が暮らす以外の
存在意義もあるんだな、という

少しホッとした気持ち。



そして、
きっと家も、喜んでいるだろうな。








そうか、自分が住むってこと以外にも
家を守れる方法は、あるんだなぁ。


近くにいなくても、きっと何か方法があって
それが、誰かの為にもなって。



残すか壊すか、0か1かの選択肢じゃなくても
いいんだな。





なーんて

大山家のエピソードを聞いて
我が身を振り返ってみたのでした。。。






おしまい。

うし。
posted by ニコ at 18:09| うししし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月10日

オオカミと暮らすこと。



久しぶりの更新。うしです。


じつは、4月半ば頃からしばらくの間
私の故郷である、熊本に帰省していました。

ご存知のとおり、大きな地震のあったあとです。

今、こうしてブログに記事を書けるのも
家族や親族友人の無事が確認出来たからで

建物こそ壊れてしまったものの
変わらず笑顔で出迎えてくれて
安心して、また東京に戻ってくることが出来ました。


たくさんの方からお声掛け頂きまして
ご心配、ご迷惑をおかけしました。






実際に状況を目の当たりにしてみると

人間も、人間のつくったものも
人間が営んできたものも

地球のほんの、くしゃみとか、あくびとか
きっとその程度のささいなことで

一瞬にして、簡単に崩れてしまうんだなぁ


と、、、、




人間の脆弱さを改めて感じました。





こういうことが起こらなければ
こんな風に、なかなか俯瞰して見ることもないのでしょうね。

まさに、アリンコの気分です。

ゾウのくしゃみが、天地揺るがす大災害。




それでも、この地面の上で
生きて行くしかないわけで。


またわたしたちはせっせと
崩れた生活を作り直していくのですが





でも、、、、、

じゃあ次は
どんな家を、どんな街を、作ればいいのだろう?



それこそが
一番大事なところ。




そしてそれが
今一番恐ろしいこと。




「次はもっと強い家ば作らなんね〜」

「どこどこのメーカーの家が一番崩れとらんてたい、、、」

「震度7に3回耐える家ってどんな家かね?」




そんな声をたくさん聞いて

ふと

3びきのこぶたのお話を思い出しました。




オオカミから身を守ろうと、こぶたが作った3つの家。




ワラの家が簡単に吹き飛ばされて

ワラが駄目なら、木の家に。

木が駄目なら、レンガの家に。。。






物語はここで終わるけれど

そうやって、建物をツヨくカタくしていくことが
果たして、正解だったのだろうか?




もっと強いオオカミが来て、
レンガの家も壊してしまったら
次はなんの家でしょう。


、、、、金属の家?

じゃあ次はオオカミが2匹きて
それも壊されてしまったら?


壊されるたびにエスカレートしていって


行き着く先はきっと
もはや家とは呼べない
シェルターのような箱なのでしょう。




オオカミから、身を守ることは
もちろん当たり前に、大切なことだけど、、、、



ほんとうにそれだけで
いいのだろうか?




レンガの家にはない、なにかが
きっとワラの家にも木の家にも
あるんじゃないのかなぁ、、、。



強く強くしていくことで
失われていくものって
きっとこれまでの、私たちの生活や、家や、街にとって
とても大事なものだったんじゃないかなぁ、、、。



シェルターだらけの街は
果たして、気持ちがいいのかなぁ、、、。



レンガの家こそ
崩れたときが危なくて
いっそワラの家だったら
全壊したってきっと人の命は守れるんだろうなあ、、、、。


そしてワラの家こそ、
あっという間に簡単に再建出来るんだろうなぁ。。。












わたしの地元でも多くの人たちが

家を失いました。




これから始まる街の再建が

ただただ個々の家を強く固くするだけ、という結果にならぬよう

願うばかりです。




そして、建築に向き合う者として

この、不幸にも貴重な経験を糧にして

自分に出来る事を少しずつでも

始めていこうと、強く思いました。






(あれ、、、なんか、、、うしのくせに真面目だぞ、、、、)
posted by ニコ at 22:20| うししし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月24日

根はいい子なんです。

うしです。


そろそろ、現場入りが見えてきた
中野区の小田原さんのおうちをご紹介させてください。


小田原さんに最初にお問い合わせ頂いたのは
えーっと。
もう2年前になるのですね、、、、。
(このニコの亀っぷり。。。)


敷地は、中野の古い商店街の一角にあり
小田原さんは、もう長いこと
その商店街の近くにお住まいでした。

昔ながらのお店が並ぶ、素敵な商店街。


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小田原さんと打ち合わせがてら近くのお店に入れば、
そこにいる皆が家族のようで
「いつ家できるの?」「なんかお店やってよ」「みんな待ってるよ」と、
いつも気にかけてくださるのです。


連れて行ってもらうたびに

ああ、頑張らねば。
小田原さんの為にも、商店街のひとたちの為にも。と

ぴっと背筋が延びる、わたしたちなのでした。



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さて、話は飛びますが

お施主さんたちは、みなさんどなたも
多かれ少なかれ、

こんなおうちに住みたい、こんな間取りにしたい、と
なんとなく「ウワモノ」のイメージを持って、
ニコに来てくださるのですが


そもそも、敷地には、
「もともとそなわっているもの」があると思います。


それは、目に見える
既存樹や、塀、井戸もあれば

目に見えない、街の歴史や風景、方角や日当りなどの環境、
近くに住む人々の人柄などもあります。



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こういうものは、
大体、敷地を擬人化して考える方が
すっと頭に入りやすいのですが、、、



例えば、
目立ちたがりなくせに、シャイな部分もある子とか。
(角地だけど、いろんな意味で奥ゆかしい敷地)

若い人たちに囲まれてるけど、意外と老人みたいな性格、とか。
(新築ピカピカのハウスメーカーに囲まれてるけど、
実は街の歴史は古かったり、古いものがポツポツ残る街並)

こっちから見ると、ブチャイクだけど
この角度から見ると、可愛いのよ。とか。。。
(立つ位置によって、風景がガラっと変わる敷地)


まずは、この敷地は、どんな子なのだろう?
そして、この子には、どんな建物が、相性いいだろう?

というのが、実際のところの
設計スタートなのかなーと思います。



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さて、前置きが長くなりましたが

小田原さんの敷地さんはというと、、、、



これまた、気難しい性格の
それはそれは手のかかる子なのでした。




「根はいい子なんです!
ちょっとだけ、ひねくれてる部分もあるけど、、、

かわいい子なんです!」


という感じでしょうか。。。




いや、ほんとに、とても楽しい敷地なのです。
まさに、商店街に面していて

半分は、商店街のひとたちの為のものであり
半分は、小田原さんの為のものである敷地。



西久保さんが講師をしている明治大学の課題も
商店街を敷地とした課題だからか

商店街について、考える機会も多いですし
住宅街にはない魅力がたくさんあります。



ただ、この敷地一帯は
地盤があまり良くないので
ウワモノを出来る限り、軽くしないといけません。

重ければ重いほど、地盤改良がおおごとになるからです。


軽量化、軽量化。
やっぱり、木造が一番、軽いので
木造で行くかと思いきや、、、


法規を調べると
防火条件が厳しく、3階建て規模のおうちは
耐火建築物にしなくてはいけません。

耐火建築物、、、、、。

木造でも耐火建築物に出来ないこともないのですが
コンクリート造か鉄骨造にした方が、ずっと、手っ取り早い。


小田原さんのツボノートを見てみると
きっと、木造かコンクリート造の方が
イメージに近いだろうなぁ。

ということで、必然的にコンクリート造を選択。



だが。

コンクリート造にすると、重い。

地盤的には、軽くしたいのに
法規的には、軽くできない。


という、法規と地盤が完全に相反する
矛盾した子なのでした。







結局、色んな方のアドバイスを聞きつつ
頭をひねりつつ抱えつつ

構造の方からも「軽くしてね」とつつかれつつ、、、、
でもここはやっぱりせっかくだから
RCで打ちたいよなぁ、、、という希望も織り交ぜつつ、、、、




なんとか、書き上げた計画は



基本的にはコンクリート造なんだけれど、、、
コンクリート量を出来る限り減らし、
いろんな部材が見え隠れする

パッチワークのような、なんとも不思議で、楽しいおうちになりました。





見積調整の最終局面に来て
改めて、おうちを見返すと


この敷地の性格がなくては
絶対に、このおうちはうまれなかっただろうなぁと思いますし

前述した法規や地盤だけでなく
いろんな要素が絡み合った結果、うまれたものなので

なんとなく、自分たちの予測出来る範囲を越えて
どんなおうちになるのだろう、、、とワクワクしています。




そして、ニコとしては
久しぶりの総RC造!


現場が楽しみです!




というわけで

春から現場の仲間入りする小田原さんのおうち。



乞うご期待くださいませー。




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うし。




posted by ニコ at 16:34| うししし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月20日

行ったり来たり。



また新たな物件の設計図書をかいている。



かきながらも、どんどんどんどんイメージは膨らんでいってしまう。


かいては消して、かいては消して


平面図にいって、断面図にいって、また平面図にもどって







行ったり来たりをずーっと繰り返している。




竣工するまで、ずっと。




行ったり来たり。。。。。




一度、決断したことですら、もう1回迷ってみる。




進んでいるような、進んでいないような。



3歩進んで2歩下がるって

まさに、このことだなぁ。。。。






後悔しないか?


ああ、やっぱりあのとき

無理を承知で、怒られてもいいから、言ってしまえば良かったって


最後に思うくらいならなぁ、、、





うーーーーん。










うし。
posted by ニコ at 20:27| うししし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月12日

ハピニュヤ



明けましておめでとうございます!

今年も全力失踪、、、、イヤ、疾走したいと思います。



皆様、どのようなお正月を過ごされましたでしょうか。



うしは、久しぶりに、我がふるさと熊本に帰省しておりました。

今年こそ、「熊本出身です!」というお施主さんに出会いたいなー。




さて、今年の予定も、既に盛りだくさん。


前期だけでも、4、5軒が竣工予定です。






果たして、ニコ6人で乗り切れるのか!?

スタッフは常時大募集中ですよーーーーーーーーー!笑




では、今年も皆様
どうぞよろしくお願いいたします。




うし。
posted by ニコ at 18:57| うししし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月29日

3年目の目標



うしです。



今年って3ヶ月くらいしかなかった気がするなー。





毎年、年始に

今年一年の目標を紙に書いて
デスクの横に貼るのが

なんとなーく習慣になってきているのですが





ニコ入社1年目は


「謙虚」と書きました。



下っ端として、ひたすら動き回ること。

教えてもらうチャンスを逃さないこと。

出逢う人、物事に対して
謙虚な姿勢でいよう、と思って書きました。



そんな気持ちで、
がむしゃらに働いた1年目。






そして、迎えたニコ入社2年目の目標は





「No.1プレイヤー」










1年目の目標はどこへ!?





謙虚さがどこにも感じられません。

もはや仲間も押しのけてシュート決めにいく的な
天上天下唯我独尊の気配さえします。







書いたときは、そんな気持ちじゃなかったんですけどね。。。






ルーキーのままで
知らぬわからぬではもう通用しないぞ、と

先輩たちの仕事すら奪う勢いで
とにかくコート内を一番走り回る奴になるぞ、と

うしはもう1人立ちしたね、大丈夫だねって
言ってもらえるようにと

それなりに、強く心に誓った大事な目標だったんですが






結果的に、1年目2年目を並べてみると

明らかに1年目の目標忘れてんな自分、って思いました。笑



そして2年目の目標も
ぜーんぜん、ダメだったなー。




3年目は、これまでの目標もちゃんと踏襲しつつ
更に高みへのぼって行けるような

そんな目標を書きたいと思います。






って、自己反省ばかり書いてしまいましたが、、、




今年もみなさま、本当にお世話になりました。



来年もニコ一同、全力でやってきますので
どうぞよろしくお願いいたします。



うし。
posted by ニコ at 19:05| うししし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月28日

ニコの縁日vol.1





拝啓 三輪さま





先日の「ニコの縁日vol1~点検のついでに、、~」は
三輪さんのおかげで、大大大成功。

なんだか、嵐のような一日でしたね。




いつも、三輪さんには ご招待して頂いてばかりなので

「今回はニコが企画します!」と大口叩いていた割に

なんだかんだで、まぁいつも通り、三輪さんに頼りきりでしたね。




そのくせ、欲張りなもんで

今回、三輪さんちにご縁のあったお施主さんたちを

総勢20名もお呼びしてしまって



どうなることやら、不安で不安で仕方なかったのですが




「もっとたくさん呼んでもいいよ」なんて

家の大きさ以上に キャパが広い三輪さん。

(さすがに、20名くらいで、良かったですよ三輪さん。。。)




事前打ち合わせをしましょうと言っては、飲み

前日仕込みして、前夜祭じゃーと言っては、飲み

本番ももちろん、飲み


しばらく私、お酒はちょっと控えようかな、なんて

思っている今日このごろでございます。

なんちゃって。無理無理。





そんなこんなで、事前準備もそこそこに

当日を迎えたわけですが


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やっぱり三輪さんのおうち

いごこちがいいです。



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初めていらした人が、こんなにくつろいでくれて

それがとても嬉しかったのです。








そうそう、今回

「ニコの縁日vol.1」なんて名前も

みんなでウンウン考えて、つけた名前なのですが




縁日の縁は、ご縁の縁。

せっかく、「ニコとの家作り」というご縁でつながっているお施主さん同士。

もう完成したおうちに住んでる人も、現場でゴリゴリ建設中の人も、まだまだ設計中の人も

みんなごちゃ混ぜで、美味しいものを囲みながら

このご縁をつなげたら、という願いを込めました。



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三輪さん、

三輪さんのとーっても美味しいお料理に話もはずみ

すてきなご縁がたくさん出来たようですよ。



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縁日だからヨーヨー釣りでも出すか、と半分悪ノリで出したプールも

子供たちには大盛況でしたね。



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ベタもベタなビンゴゲームも

三輪さんが「1抜けは設計料20%割引!」なんていうもんだから

子供より大人の方が真剣でしたね。



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ニコも負けじと「じゃあニコが抜けたら、設計料20%増しで!」なんて

乗っかってみたんですが


結局勝敗は、えーっと、引き分けということで、よろしかったでしょうか?



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「完成したら、呼んでくださいねー!」とか

「上棟式行きます!」とか


そんな会話がちらほら聞こえてきて。


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「うちも天窓つけようかしら、、、」とか

「うちももっと面白くしなきゃ、、、、」とか


恐ろしい会話も聞こえてきて、、、、。



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そこら中で起こる、家族会議のヒソヒソ声や、お施主さん同士の悩み暴露大会や

竣工後のお施主さんから、これからのお施主さんへのレクチャー。







どれもこれも、私たちにとって

願ってもない、嬉しい声でした。



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三輪さん、いえ、ニコの営業部長。

本当に、楽しい時間をありがとうございました。



打ち上げしましょう!(懲りない)




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posted by ニコ at 13:59| うししし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月10日

お盆休みのお知らせ


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17日から、スタートです!



うし。
posted by ニコ at 14:54| うししし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月27日

お散歩ミーティング



「ちょっとそのへん、歩いてみますか」



机の上で、がっちり膝を付き合わせ
今日の議題はこれとこれとこれ、って
道筋を決めて打ち合わせすることも、もちろん大切だけれど


時にはふらふらと、目的も議題もなく
お施主さんと一緒に街へ出てみるのも、良いかもしれない。






このところ、場当たり的な展開ではあるものの
外にでて、歩きながら話す「お散歩ミーティング」が
たまたま何度か続きました。


内容としては、家の話2割、その他8割で
ミーティングとすら言えないかもしれないし
もはや施主と設計者の会話ではなくなっちゃってるし

暗くなったら、やっぱり「じゃあどこかで軽く一杯」なーんて
まぁいつもの展開になってるし。
(そして「軽く」なんてこたぁ、あるわけないし)


ううう、月に1度しかない打ち合わせの機会
久しぶりにお会いしたのに
あんなんで、良かったのだろうか。
消化不良ではないだろうか。

と、少し申し訳ない気持ちもありつつ。



それでも、なんだかいつもより
お施主さんに近づけたような
私たちの願いやイメージを伝えられたような

意味のある濃い時間だったんじゃないかと
個人的には思えた機会でした。







だって、答えはすべて街の中にあるんだもの。


posted by ニコ at 14:58| うししし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月24日

ブーム到来。



ニコは今、空前の将棋ブーム。


昨年あたりからじわじわと。

今では対局を生中継で見るまでに。



とはいえ、ルールは知ってるけど、、くらいの知識なため

生中継では
「あ!うごいたうごいた!」
「どこ??どこが???」
「今の一手にはね〜、きっとこういう意味があって、、、」
「次の手は、ここじゃない?」
「イヤイヤ違うと思うな〜。だってさ、、」

なんて、好き勝手言い合い
はしゃいでいるだけである。




ああ、でも
見れば見るほど。


この一手にどんなストーリーがあったのか
棋士の方たちが見ている風景がどんなものなのか
対局者同士がどんな駆け引きをしているのか

知りたくなる。


もっと言うと
将棋で使われている言葉の意味や
このルールが出来た過程や
棋士さんたちのふるまいや所作の意味までも。



棋譜というのは
わたしたちでいう、図面のことなんだろうか。

対局相手と生み出した、世界に2つとない記録。
駆け引き、対話、挑戦の記録。



うーん、知りたい。




というわけで
ファイルや図面の上を
「月下の棋士」や「3月のライオン」が
密かに飛び交っている不思議な設計事務所、ニコ設計室。


今日もけっぱる!


うし。
posted by ニコ at 12:25| うししし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月13日

第三の課題。


先日、西久保さんが講師をしている明治大学3年生の
第二課題・講評会に参加させて頂きました。

おなじみ、構造設計なわけんジムの名和さんもゲストとして来てくださり
ニコからは菊地さんと私がガヤ隊として参加。

気分はひな壇芸人。


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第二課題は、
昔、闇市として栄えていた荻窪の商店街の一角を対称敷地とし
現在は昼でも薄暗く怪しげな飲み屋街となったその場所の
未来を想像・計画するというもの。

なにを作ってもよし、壊してもよし、残してもよし。
なんでもありなこの自由度が、実は難しく恐ろしい課題なのです。。

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学生たちは、敷地調査、研究を経て
自分の想像する、新しい商店街のあり方を提案。

いや〜、面白かった。。



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誰ひとり、「それなりに」考えて作った子なんていなくて
それぞれ、一生懸命悩みに悩んで、葛藤して、諦めず、
なんとか答えを導き出そうとした様子が

プレゼンや模型からひしひしと感じられました。



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で、、、、、、
私がこの日一番印象的だったのは
プレゼン後の打ち上げのとき

「みんなのプレゼンを他の班の人たちや先生に見てもらいたい」と
西久保さんが言ったのに対し




ある学生が言った
「イヤ、でも他の班の人たちには、
西久保班のプレゼンって絶対受け入れられないと思いますよ。。。」
という言葉。



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いいじゃないかそれで!
それが、いいんじゃないか。。


と、なんだかすごく嬉しくなりました。



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自分も学生の頃から感じていた
建築の「王道」と、その道から自分がズレているという違和感や恐怖。

そもそも建築に「王道」があるのかないのか
それがなんなのかも、わかりませんし
「王道」という言葉では、語弊があるかもしれません。

でも少なくとも、建築は「評価」や「優劣」が
当たり前のようにつけられる世界ではあります。

学校では、賞や成績によって評価を受けるし
社会にでてからも、コンペやプレゼンで、優劣をハッキリつけられる。



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その、建築の「王道」なるものは

多分、時代とともに変わるものであり
ファッションのように、流行り廃りがあり

ある時代では受け入れられたものが
次の時代では受け入れられなくなり

西では受け入れられるものが
東では受け入れられず

誰かが「王道」を打ち壊すほどの強いものをつくりあげたなら
それがまた新たな「王道」となり


移ろい続ける雲みたいなもの、、、

なのかな?むむ。



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その雲にうまいこと乗っかれば
「良し」とされ
はみでてしまうと
「悪し」とされる。


それは、どの世界にもある、仕方のないこと。

それは、地球上に物体をつくる以上
1つでも、自分以外の誰かや何かを巻き込む以上
切っては切れないもの。



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じゃあ、そこからズレた思考の持ち主たちは
建築に向いていないのか?







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「私、建築向いてないから、、」と
よく学生から聞きます。
(実際、この時の打ち上げでも、学生みんな口をそろえて言っていました。)


学生時代、一緒に建築を学んで、
卒業後、建築以外の道に進んだ同期からも
「自分は建築に向いていないことがわかった」と
たびたび聞きます。




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建築のケの字も知らなかった学生の頃でも
建築のンぐらいは知ったかな?と思う今でも

漠然と、自分の思考は「王道」からはみでてしまっている
=建築に向いてない、と感じる人は多いのだろうと思います。




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かくいう私も
大学生活はただただ、
「ああ、自分は向いていないんだな、、、」と
悶々とする日々でした。

課題も、卒業制作も、
「これだ」と思うものを提出しては
ズッタズタのボッコボコのギッタギタの
こてんぱんにされ(それはそれは酷評で、、。)

、、、卒業したら、建築やめよう。
と思っていたクチです。






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幸運にも、
「僕は、これ、良いと思う」と言ってくれた先生が
私には1人だけいて

その後、王道から大きくはみ出つつも
突進し続けるニコ(笑)に流れつき

ニコを通して出会う人たちに背中を叩かれながら

「ああ、私も建築つづけていいんだ」と
ようやく、ちょっとだけ、思えるようになりました。




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今では、かつてこてんぱんに酷評をくださった先生にも
感謝の言葉、、、、とともに、
「どうだこのヤロウ」と言ってやりたくて、たまらない毎日。

向いていなくたって、生きていける道を見つけたぞ。と。




他の班の人たちや先生には、
確かに受け入れてもらえないかもしれない。

自分と向き合って向き合って出した答えであればあるほど
酷評はきつい。自分自身をも否定された気持ちになる。

「向いてるか、向いてないか?」
多分、向いてない。

そもそも、西久保班を選択した時点で
たぶん、ズレてる。笑



だからこそ、
王道や酷評を「そんなもの!」と、はねのけられる強さを
持たずしては、きっと進めない。

それには、たった1人だけでも
後押ししてくれる誰かが必要。

そして、出力方法は建築に限らない。
カメラマンでもパティシエでも、いいじゃないか!

向いてなくても、たぶん、だいじょうぶ。
ズレてても、たぶん、だいじょうぶ。

根拠はない。
でも、たぶん、だいじょうぶ!

たぶんね!




、、、、、と

たった数時間、彼らと一緒にいただけなのに
底知れぬパワーと葛藤を見て、なんだか熱くなってしまいました。



ああ、急に恥ずかしくなってしまった。。
何言ってんだよ。。。何様だよ。。。
ええ、ええ、こーんな偉そうなこと言って、
私は確認申請も1人じゃ出来ないペーペーだったの、忘れてた。




おわり。

posted by ニコ at 18:01| うししし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月09日

図渡山、登頂



先週、ヒトヤマ越えまして
一回り、成長した気がする、気がするけど多分気のせい
牛島です。

今回のヒトヤマというのは、
見積図面を書き上げるという山だったのですが

(工務店さんに図面一式をお渡しして、
見積を依頼する、という作業です。)



そこはやはり、出来ない奴ニコ代表、ウシジマ。

そりゃあもう、先輩方の手も足も口も目も頭も
借りれるもんぜーんぶ借りて、なりふり構わずようやく、という
それはそれは非常に見苦しいゴールでした。

(でも終わったあとのビールは、人一倍美味しく飲める)


もちろん、図面はばっちりですよ。。
みーんなに見てもらいましたから、ご安心を。




図面におこす作業は、機械的な作業のようで
実は、小説をかくような
たくさんの会話を必要とする作業でした。


向かっているのはパソコンだけど
その奥には
お施主さん、職人さん、ニコがいて
(※私の中では、ニコは社名ではなく、
「ニコ」という名前のヘビという設定でして。。笑)


それぞれがあーだこーだ言い合いながら
ひとつひとつ、ストーリーを設定していくような。。。


こんなイメージ。


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たとえば。


牛:(ここの収納、どうしよう)
脳内施主:(扉あった方がいい)
牛:(でも多分、使い勝手悪いから、一部だけ扉ナシで。)
脳内施主:(OK。あと長いものもしまいたい)
牛:(だよね・・・。)
脳内施主:(あと、この部屋だいじ。もっとがんばって)
牛:(だよね・・・!!)


牛:(この先端の処理、わかんないな、、)
脳内職人:(それじゃおさまんねーよ)
牛:(だよね・・・)『細田さ〜ん!!!ワカリマセン!』
脳内職人:(あと、ここ、詳細かいて。これじゃ作れん。)
牛:(うーん・・・)『きくっさーん!!』


牛:(水納まり、だいじょうぶかな)
脳内ニコ:(昔それやってるからダイジョウブ、イケル。)
牛:(だよね・・・)
脳内ニコ:(あとここ、過去事例参照)
牛:(ハイ)


という具合に。



実施設計に腰を据えていると
先輩たちもみんなぶつぶつぶつぶつ、、
独り言が異様に増えていたっけ。

多分、みんな、
脳内でお施主さんや職人さんたちと会話してたんだな。




図面をおこす、ということは
たとえ仮であったとしても
現場で変更になったとしても
一旦、「決定する」ということで

「誰かのために、決定する」ということは
すごく、難しい。


その決定が、何十年先まで
使われていくのだし

かといって、慎重になりすぎてはいけないし
アクロバットすぎてもいけない。

押しつけてはいけないし
引きすぎてもいけない。

「決定する」ということは
とても、怖い。
怖いから、たくさん会話をせざるをえない。


会話といっても、もちろん想像上で、自問自答ですが

お施主さんが打ち合わせでぽつりと言った一言
ツボノートの世界、ご自宅での暮らしぶり
全てをヒントに。

言葉だけでなく、言葉の裏側にある真意も
言葉からこぼれておちてしまった、その奥にあるものも。


そして、それがちゃんとつくってもらえるか
伝わっているか、それも、怖い。
怖いから、職人さんとも、たくさん会話しなくてはならない。
図面の中で。そして今後、現場で。



怖い、怖い、でも楽しい、すごく楽しい!でも怖い。
疲れた、休憩、イヤやっぱ楽しい、わかんない。謎。謎。謎。。。



そうやってなんとか出来上がった一冊の図面集。
これからやることは山のようにあって
たったヒトヤマ、ほんのヒトヤマ、越えただけですが

たくさんたくさん想像して会話をして
決定して、出来た一冊。

これはもう、あれです。
まさに恋文。 照



だからなのか、図渡し後は
なんとなく、勝手に打ち解けた気がして
ちょっとだけ慣れ慣れしくなります。

だって、たくさん語り合ったから。。。(脳内で)




おわり。




さて。ごはんつくろう。(仕事しろ)
posted by ニコ at 17:18| うししし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月15日

ツボノート



認めたくない。
あと6週間で2014年が終わるという事実。


うしじまです。





最近、ニコにまた
素敵な「ツボノート」が増えたので

今日は「ツボノート」について、書いてみようと思います。




ご依頼があってから
プレゼンをするまでに
お施主さんには、「ツボノート」というものを
つくってもらっています。


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それは、好きな建築や空間に限らず

好きな音楽、好きなファッション、好きな食べ物
昔行った旅行先、最近はまっているもの、
続けている趣味、生活リズム、愛読書、
好きな映画の1シーン、これからチャレンジしたいこと、、、


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それぞれの「ツボ」を
1冊のスクラップブックに詰め込んでもらい
言葉だけでなく、
写真や絵や色で教えてもらうためのものです。



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好きな「ツボ」だけではなく
嫌いな「ツボ」も。


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「これは家に無関係なんじゃないか、、」と
思うようなことでも
何が家づくりに繋がっていくのか
わかりませんから、
とにかく、全部ぜーんぶ、教えてもらいます。
「ツボ」でありさえすれば、本当に、なんでもいいのです。


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そうやって、一生懸命考えて考えて
つくってくださった大切なツボノートを元に

設計を進めて行きます。




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例えばこれから設計が進んで、
たくさんの要素が絡んできても

いつでも、ツボノートの世界に立ち戻れるように。





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もはや、ノートという形式に
おさまる必要もないんですけどね!

マシューズさんの場合、ツボ模型ですしね!



と、無茶振りしてみる。。。笑
posted by ニコ at 23:53| うししし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月01日

募集中


うしじまです。


現場が一気に4、5件終わったので
なんとなくみんな、最近、事務所にいる時間が長い。

なんか、、なんか、楽しいぞ。。。
ワイワイ感でてる。

6人しかいないけどワイワイ感でてる!




、、、、、、

、、、、、、


どなたか、7人目になって一緒にワイワイしませんか。(唐突!)





というのもですねー

所内でもたびたび、手が足りなくなったときに
「誰かお手伝いにきてほしいねー」なんて
話がでるわけですよ。


そのたびに

「次は男の子」
「ぽっちゃり系」
「おばあちゃんがいい」

だのなんだの、みんな好き勝手言って笑って終わるんです。



多分、っていうか絶対
「ぽっちゃり系の男の子風なおばあちゃん」は
ただ待ってるだけじゃ、きてくれないと思うんですよね。

多分、っていうか絶対。





だから、思い切って募集します。



お手伝いさん募集要項

・建築模型がつくれる方、図面が読める方
・名前に牛がつく方
・料理がつくれる方
・飲める方、歌える方、いっぱい食べる方

※「ぽっちゃり系の男の子風なおばあちゃん」優遇



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

こんなんでどうでしょうか。




このブログで募集するってのがミソです。



だってこんな、西久保さんのメインブログの裏で
コソコソやってるスタッフブログまで読んでくださってる人って、
かなり、、、、あの、、アレでしょう、、、、


コアすぎるでしょう、、、、、、




(嘘ですいつもご愛読ありがとうございますゴメンナサイ)



でもやっぱり一番は、
ニコのことやニコのおうちを好きな人に
きてもらいたいですしね、、



というわけで、
我こそは!という方いらっしゃいましたら
連絡ください。(※半分くらい本気です)


posted by ニコ at 14:49| うししし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月10日

新キャラ。


うしじまです。


うし「じま」です。






実は、半年ほど前から
ニコに、新キャラ、増えました。


その名も、、











「うしやまさん」









、、かぶってる!もろかぶってるから!

一番美味しいとこ、かぶってるから!

わたし、やっと「うしちゃん」とか「うっしー」とか

呼んでもらえるようになって

定着してきたぜゲヘへと密かに思っていたのに

い っ ち ば ん お い し い と こ 

かぶってるからー






とはいえ、

実はうしやまさん

私よりニコとの付き合いは断然ながくてですね

学生時代からちょこちょこと
ニコにアルバイトに来てたそうで

あとからきたウシはわたしの方なんですけどね、、
先輩かぶってすみません。





モー覚えてらんねーよって方。
だいじょうぶ。
どっちも「うし」でいいです。
どっちかが返事します。ええ、いいですいいです。
私とりあえずうしやまさんって呼ばれても振り向くようにしてますし。



というかんじで
新キャラ、うしやまさんを、よろしくお願いします。
プロフィールも更新されてますよー。




それから、もし今就活中で、たまたまこのブログを見ている
牛丸くんとか、牛森さんといらっしゃったら
連絡ください。

増やそう。つなげようこの流れ。

posted by ニコ at 16:50| うししし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月13日

歌うオープンデスク生


8月にオープンデスク生が、高知からやってきた。

おとなしそうな、真面目そうな、高知工科大学院生の大森くん。

高知!四国だ!と期待するも
大学が高知なだけで、生まれは静岡だという。

なんだよ、近いじゃん。
と、一同理不尽にもテンションが下がる。



履歴書やポートフォリオを見ても
いまいち、どういう人間だか、わからないので

とりあえず、いじってみるニコスタッフ。




自炊しているというから
「ご飯つくってよ」と、無茶ぶりをすると
親子丼をつくってくれ、、
(うまい)

歌うのが好きでバンド組んでるというから
「歌ってよ」と、無茶ぶりすると
なんとマシューズさんの上棟式で歌ってくれ、、
(めちゃくちゃうまい)


だんだんエスカレートするニコのいじりに
1つ1つ全力で返すという、、

誠実なのか真面目なのか、Mなのか良い人なのか。
とても面白くて、素敵なひとでした。



2週間という短期間で
いつの間にか馴染んでるし。。

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上棟式にもしっかり参加してるし。。

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西久保さんのお子たちにもしっかり懐かれてるし。。

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細田さんの誕生日にも
バースデーソング歌ってくれるし。。

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作業できる、できないは別として、、

無茶ぶりにのっかってくれたり
馴染もうと努力してくれたり
お施主さんとも上手に接してくれたり
いつもニコニコしてたり

そういうの、私も見習わなくては、と思えるほど
なんだかとても、刺激になったオープンデスク生でした。





お酒は、弱かったね。。。

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そしてオープンデスクの最後はカラオケでしめようとしたところ、、


マイクをもった大森くんは、無敵でした。

うまい、、、
さすが、バンドマン、、



「もうさ、建築やめて歌に進んだ方がいいよ」と
言わせるほど。





そんな、歌うオープンデスク生の大森くん。
研修期間を終え、高知へ帰っていきました。



それから、しばらくして
大森くんから、お礼状とともに、なんとオリジナルCDが届きました。


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最後まで、真面目か!




これが、、このCDが、、

あまりにも本格的すぎて
みんな爆笑ですよ。。
出来過ぎですよ。。


iTunesいれときましたよ。。


だめだよ、ステッカー人数分いれとかなきゃ。。



まぁ、、、東京にくる機会があったら、遊びにきてください。
お疲れさまでした!
posted by ニコ at 15:28| うししし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする